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誰でも上手につくれます。ここでは、基本的な手順とポイントをご紹介しましょう。
材料
■セメント
■砕砂
■砂石
道具
●コンクリートシャベル(角スコ)●練りグワ(平グワ)●中塗ゴテ
●プラスチック製トロ舟(鉄板、ベニヤ板、使い古しのタライや大きな洗面器でも代用できます。)● バケツ● 防水シート● ゴム手袋
◎コンクリートとモルタルとノロの違い
それぞれ強度が 異なり、用途に応じて使い分けます。
コンクリート…セメントと砕砂と砂石を1:2:4にする。
モルタル…セメントと砕砂を1:2の割合で混ぜ、水で練ったもの。

1. 必要量のコンクリート・モルタルをつくるには
つくりたいコンクリートやモルタルの量に応じて、「セメント」 「砕砂」「砂石」の必要量を出します。コンクリートは砂石のぶんの量しか、モルタルは砕砂のぶんの量しかできません。注意しましょう。
注) コンクリートの場合、練るうちに砂利の間にセメントや砂が入ってしまうため、実際には砂利の分の量しかできません。同様に、モルタルも砂の分の量しかでき ません。
例1) 1m×1m×10cmのコンクリートをつくる場合
砂石100L…20Lのバケツ5杯
砕砂 50L…20Lのバケツ2.5杯
+セメント 約17L…20Lのバケツ1杯弱
必要なコンクリートの量  1m×1m×10cm=100L…20Lのバケツ5杯
<参考>セメント1袋(40kg=約25l)でつくれる量
コンクリート 約15L…20Lのバケツ7.5杯
モルタル 約75L…20Lのバケツ4杯弱

2. セメントと砕砂を空練り
水を加える前に、まず「セメント」と「砕砂」を、「コンクリー トシャベル」か「練りグワ」で、よく混ぜ合わせます。
※セメント練りの作業は手が荒れるのでかならず 「ゴム手袋」を着用して作業すること
※混ざりにくいので、たんねんに
3. 砂石を加えてさらに空練り
コンクリートをつくる場合は、次に「砂石」を加えて、よく混ぜ 合わせます。
モルタルの場合、この工程は不用です。
※全部を一度に空練りするのは不可能なので、実 際には、できる範囲で小分けしながら作業する。
<参考>セメント1袋(40kg=約25l)でつくれる量
コンクリート 約15L…20Lのバケツ7.5杯
モルタル 約75L…20Lのバケツ4杯弱

4.水練りする
空練りが終わったら、山をつくって凹みをつくり、水を加えて周りから真ん中に混ぜ込むように練っていきます。コンクリー トはソフトクリーム、モルタルは耳たぶくらいが固さの目安。
そのつど水を少しづつ加えながら、まんべんなく練る

5.コテで仕上げる

流し込んだコンクリートが固まったら、水を十分に打ってか ら、表面をモルタルで「中塗ゴテ」などを使って仕上げましょう。


6.乾燥は時間をかけて

直射日光に当たらないよう「防水シート」などをかけ、足跡が つかなくなるまで、なるべくゆっくり乾かしましょう。カーポートなどの場合は、1週間ほど車を入れないようにします。
※コンクリートは早く乾燥させると強度が落 ち、ヒビが入ることもある。
注4) 塗装は施行後1ヶ月以上してからにすること。